山はいいなあ  >  丹沢・道志  >  仏果山・高取山

仏果山・高取山

高取山から青緑色の宮ヶ瀬湖を望む

高取山から望む宮ヶ瀬湖

仏果山と高取山の山頂には、それぞれ高い展望台があり、丹沢山塊や宮ヶ瀬湖の大パノラマを望めます。

バス停 神奈中バス: 本厚木駅 → 野外センター前(半原行き)登山口
バス停 神奈中バス: 本厚木駅 ← 半原 登山口

地図 地理院地図: 仏果山

天気 仏果山・高取山の天気: 神奈川県愛甲郡清川村 , 宮ヶ瀬

関連記事 レポ: 仏果山・高取山 2013 , 経ヶ岳・華厳山・高取山


コース & タイム 鉄道駅 本厚木駅 7:20 バス停== 7:56 野外センター前バス停 7:57 --- 8:05 愛川ふれあいの村 8:10 --- 8:25 県道514号下 8:25 --- 9:06 林道横断 9:06 --- 10:05 仏果山 10:43 --- 11:05 宮ヶ瀬越 11:05 --- 11:19 高取山 11:50 --- 12:10 休憩所 12:20 --- 12:35 ダムの見える展望広場 12:47 --- 12:58 宮ヶ瀬ダム 13:15 --- 13:32 服部牧場 14:10 --- 14:15 あいかわ公園内散策 14:32 --- 14:49 半原バス停 14:50 バス停== 15:36 本厚木駅 鉄道駅
※歩行時間には小休止と写真撮影の時間が含まれています。
仏果山・高取山 ぶっかさん:標高 747m、たかとりやま:標高 706m  単独 2010年11月28日 全6時間52分
 満足度:❀❀❀  ホネオレ度:❢❢

11月28日、宮ヶ瀬湖畔の仏果山と高取山に行ってきました。よく晴れた日曜日、多くのハイカーが訪れるかな、と思ったのですが、行ってみたらとても静かな山でした。数々の思い出に満ちた東丹沢の山並み。しっとりとしながらも明るい雰囲気の宮ヶ瀬湖(みやがせこ)。ここに紅葉の(今シーズン)最後の輝きが添えられて、とてもすばらしい景観をゆっくりと眺めてきました。

段落見出し本厚木駅から関東ふれあいの道へ

小田急線本厚木駅前を午前7時20分発の、半原(はんばら)行き神奈中バスに乗りました。バスは満席で発車しましたが「野外センター前」まで乗って行ったのは、私一人だけでした。7時56分下車。石垣に取り付けられた「高取山・仏果山ハイキングコース」の案内板にしたがって、「愛川ふれあいの村 野外センター」に向かいます。畑の中の坂道を登って行くと、爽やかな朝の里山の空気が満ちていて、胸に心地よく沁みこんできます。

8時21分、石仏の角を左に下り、谷川沿いの細い道に入ります。この細い道は、「撚糸組合前(ねんしくみあいまえ)」バス停から続く、「関東ふれあいの道」です。8時25分、県道514号の下を通過。ここを真っ直ぐ進むと「宮ヶ瀬越(みやがせごえ)」への道ですが、左手の石段を登り、仏果山に向かいます。ここからいよいよ登山道です。

傾斜が急になると、体に異変を感じました。実は、今月に入ってから上室性期外収縮(じょうしつせいきがいしゅうしゅく)という不整脈が頻発し、医師から処方されたテノーミン錠を飲んでいます。これはベータ遮断薬という、心臓にあまり仕事をさせないようにする薬です。平坦な道を歩いていては気づきませんが、急な登り坂にさしかかると、本来上がるはずの心拍数がなかなか上がってくれません。あたかも空気の薄い高山を登っているかのような、軽い酸欠感があります。

この状態で10分から15分ほど経過すると、次第に体が慣れてくるようで、普通に登れるようになります。しかし休憩すると、また心拍が下がり、再び歩き出す時になかなか力が出ません。ちょうど起動のとても遅いパソコンを使っているようです。なるべく休憩回数を少なくし、その代わりゆっくりと歩くようにするのが得策のようです。(この薬は、2年後にやめました。)

段落見出しサル山、仏果山へ

まもなく12月になろうとしているのに、山道にはシロヨメナ、ヤクシギク、ヤマハッカ、マツカゼソウなどの花がちらほら残っていました。この温暖な低山は、秋の終わるまでに、まだしばらく時間があるようです。真っ赤な実をつけているのは、百両か、十両か、一両でしょうか。磨かれたラピスラズリのように真っ青な実を着けているのは、ジャノヒゲかリュウノヒゲ? 写真で判別できる方は、その名前を教えてくださるとうれしいです。

9時6分、林道を横断。ここから少し登ると後方の視界が開け、半原の町並みと中津川の流れを望めました。さらに進んで送電線の下を通過すると、右手に高取山が見えてきました。山を覆う紅葉は既に盛りを過ぎ、枯葉の色に変わりつつあります。さらに少し上ると、丹沢主脈の蛭ヶ岳、丹沢三峰、不動ノ峰、丹沢山が、一斉に姿を現しました。何度も歩いたこれらの山々を、少し離れたところからじっくりと眺めるのが、きょうのハイキングのねらいです。山頂に立てば、宮ヶ瀬湖を前景に、丹沢の山稜がいっそう美しく見えるはずです。

突然、行く手の尾根上でガサッ、ガサガサッと大きな物音。熊だったら怖いなあ、と思いながら慎重に進んで行くと、サルでした。美しい紅葉の下で、こっちを見ています。写真を撮ろうとしたら、背を向けられてしまいました。

段落見出し高取山へ

10時5分、予定よりかなり遅れて、仏果山頂に到着。二人の男性がアンテナを立てて、アマチュア無線の交信をしていました。その一人は、高い展望台の上で、電波がよく飛びそうです。展望台といっても、鉄製のがっちりした構築物です。樹木に囲まれた山頂ですが、この高い展望台のおかげで眺望は抜群。期待を少しも裏切ることなく、紅葉の丹沢山塊と青緑色の宮ヶ瀬湖の大パノラマが今、眼前に広がっています。

心行くまで景観を楽しんでから、展望台を下りて、大きなテーブルで昼食にしました。徐々に人が増えてきましたが、サルたちもやって来て、テーブルの上を四足で我が物顔に歩いて行きました。何だか、人の来るのを見計らっていたようにも見えます。

10時43分、山頂を後にして、高取山に向かいます。20分ほど下り、宮ヶ瀬越という峠を通過。ここから遅い足で15分ほど登ると、高取山でした。この山頂にも、仏果山頂と同じような展望台があります。高取山の方が少し低いのですが、宮ヶ瀬湖をより広く見渡すことができます。ここから丹沢山塊をじっくりと眺めていると、また主脈を縦走したいという衝動が湧き起こってきました。いつの日か、大山から焼山まで通して歩いてみたいものです。山小屋で1泊することになるでしょう。

段落見出し宮ヶ瀬ダムへ

宮ヶ瀬ダムに下る道は、都会の公園の築山のように、きれいな階段になっていました。はるか下の方から、正午を告げる有線放送の音楽が聞こえてきました。ここはリズムよく、敷き詰められた落ち葉をサクサクと踏みしめながら、ぐんぐん下れます。羽があったら、ダムまでふわりと飛んで行けそうなほど、急傾斜です。幼稚園児のような子供たちとすれ違うと、「こんにちは!」「こんにちは!」と、元気いっぱいです。

宮ヶ瀬ダムまで400メートル地点の山腹で、展望の利く広場に出ました。眼下の宮ヶ瀬ダムと、正面の南山(みなみやま)とが雄大に眺められる好ポイントです。あまり早く山を下りてしまうのはもったいないので、テーブルの前に腰を下ろし、弁当の残りを広げ、ゆっくりと全部平らげます。

段落見出し服部牧場

12時58分、宮ヶ瀬湖畔に到着。ダムの上を経由して対岸に向かいます。ダムの中央付近で、手すりから首を突き出して下の放水路を覗き込むと、その高さと迫力に圧倒されそうです。ダム上から無料のエレベーターで一気に降りることもできますが、急ぐことはありません。ダムの先の服部牧場に立ち寄り、あいかわ公園を散策し、ゆったりと半原バス停に向かう計画です。

服部牧場には、使い古されたジョンディアのトラクターが、公園の遊具のように幾つも置いてありました。小さな子供たちが乗って遊んでいます。廃車となってもなお風格を保っている蒸気機関車と同じように、この緑色のトラクターは、引退後も逞しい生命の輝きを放ち続けているように見えます。老兵に美を感じるのは、私も老いてきたからなのかも知れません。日曜日の午後2時、仏果山の上にはまだ明るい太陽が微笑んでいます。

木の葉ライン

 大山北尾根 <<  HOME >>  高柄山 TOP▲
↓ 紙芝居

サムネイル 0 サムネイル 1 サムネイル 2 サムネイル 3 サムネイル 4 サムネイル 5 サムネイル 6 サムネイル 7 サムネイル 8 サムネイル 9 サムネイル 10 サムネイル 11 サムネイル 12 サムネイル 13 サムネイル 14 サムネイル 15 サムネイル 16 サムネイル 17 サムネイル 18 サムネイル 19 サムネイル 20 サムネイル 21 サムネイル 22 サムネイル 23 サムネイル 24 サムネイル 25 サムネイル 26 サムネイル 27 サムネイル 28 サムネイル 29 サムネイル 30 サムネイル 31 サムネイル 32 サムネイル 33 サムネイル 34 サムネイル 35 サムネイル 36 サムネイル 27 サムネイル 38 サムネイル 39 サムネイル 40 サムネイル 41 サムネイル 42 サムネイル 43 サムネイル 44 サムネイル 45 サムネイル 46
サムネイル 47 サムネイル 48 サムネイル 49


©2010 Oda Family  All Rights Reserved.