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御岳平から大岳山

メルヘンチックなレンゲショウマの花は、うす紫色

御岳平のレンゲショウマ

レンゲショウマは日本の固有種で、その日本一の群生地が奥多摩の御岳平にあります。

御岳平へは、JR御嶽駅や古里駅などから歩いて登ることもできますが、バスとケーブルカーを利用すれば、ごく簡単に行くことができます。

バス停 西東京バス: 御嶽駅 → ケーブル下
ケーブルカー 御岳山ケーブルカー: 滝本駅 → 御岳山駅 登山口

地図 地理院地図: 大岳山

天気 大岳山の天気: 青梅市 , 奥多摩町 , 御岳山駅 , 奥多摩駅 , 檜原村

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コース & タイム 鉄道駅 御嶽駅 7:55 バス停 == 8:01 ケーブル下 8:01 --- 8:05 滝本駅 ケーブルカー 8:21 +++ 8:27 御岳山駅 8:30 --- 8:32 レンゲショウマ群生地 8:53 --- 8:55 御岳山駅 8:58 --- 9:13 神代ケヤキ9:13 --- 9:23 大岳山分岐 9:23 --- 9:45 七代の滝 9:50 --- 10:01 天狗岩 10:01 --- (ロックガーデンの遊歩道) --- 10:19 御岳沢休憩所 10:24 --- 10:33 綾広の滝 10:36 --- 11:01 芥場峠 11:05 --- 11:35 大岳山荘 11:41 --- 11:56 大岳山 12:16 --- 13:30 鋸山 13:40 --- 14:35 鎖・梯子分岐 14:45 --- 15:37 愛宕神社裏の広場 15:46 --- 16:05 奥多摩駅 鉄道駅
※歩行時間には小休止と写真撮影の時間が含まれています。
大岳山 おおたけさん、おおだけさん:標高 1267m 単独  2011.8.29  全7時間35分 満足度:❀❀❀  ホネオレ度:❢❢

8月29日、レンゲショウマの咲く御岳平に行って来ました。自生するレンゲショウマを見るには、暑い夏に比較的低い山に登らねばなりません。そこでケーブルカーを使って楽々登れる御岳平に行き、レンゲショウマを見たら、少し足を延ばして大岳山にも登ることにしました。

段落見出し御嶽駅から御岳山駅へ

午前7時45分、御嶽駅に到着。すぐに25人ほどがケーブル下行きのバス停に並びました。大きなデジタル一眼カメラと三脚とを持った人がかなりいます。バスは定刻どおりに発車し、6分ほどで終点、ケーブル下に着きました。

ケーブルカーの滝本駅では、PASMO と Suica も使えるのですが、切符を買い、改札で鋏を入れてもらいました。乗り場には、空色に塗られた平行四辺形の「青空号」。最後部と最前部はすでに埋まっていました。私はフロントガラスの近くに陣取ります。迫力ある線路の急勾配(最大で25度)がよく見えます。コース半ばですれ違ったオレンジ色の「日の出号」はガラガラに空いていました。

段落見出し山野草の花

御岳山駅からレンゲショウマの群生地までは、歩いて2分足らずです。もともとあまり陽の差さない斜面のようですが、曇り空でいっそう暗くなっています。それでも、ここかしこに三脚を据えて撮影に余念のない人々。上の写真のような、白と紫の可愛らしい花が風鈴のようにぶら下がっています。おしゃれな電球とその笠のようにも見えます。ちょっと砂糖菓子のような質感と、宝石のように気品ある姿。私も手持ち撮影ですがたくさん撮り、つい長居をしてしまいました。

御岳山駅まで戻り、御嶽神社を目指します。道はほぼ平坦で、この区間だけ草履を履いて神社に参拝するのもいいかも、などと考えているうちに大きな神代ケヤキにやって来ました。樹齢およそ600年という老古木。参道脇の斜面に巨人のように堂々と立って、長い枝を広げています。この木が台風や地震などで倒れないことを祈ります。

大岳山への分岐点で左折し、その先の分岐で「長い急坂(ケーブル駅でもらえるイラストマップ)」を下ります。この道は大岳山への最短ルートではありません。七代の滝とロックガーデンを経て綾広の滝に通じ、御岳神社に戻ってくる周回コースとして人気があるようです。小さな子供の手を引いて急坂を下りてゆくお父さんやお母さんたちも。ツリフネソウ、ヤマジノホトトギス、タマアジサイなど、眼を楽しませてくれる花も色々と咲いています。

段落見出し七代の滝から綾広の滝へ

七代の滝(ななよのたき)の近くには、黄色い花のタマガワホトトギスも咲いていました。ここから幾つかの鉄ハシゴを上りきると、天狗岩です。大きな岩の頂上にやや小ぶりな天狗の像が立っています。

天狗岩から少し下って御岳沢を渡ると、ロックガーデン(岩石園)の遊歩道です。鮮やかな緑の苔の生した岩々の隙間に、植え込まれたようにシダ類が生えて、美しい山水庭になっています。ここでおいしい空気を胸いっぱいに吸入。頑張っている筋肉のためでもあります。静かな沢の流れに耳を傾けながら、涼しい遊歩道を緩やかに登って行きます。時おり差す木漏れ日。そのたびに苔の緑が萌えるように輝きました。

綾広の滝(あやひろのたき)は、光の作り出す陰影で、綾模様になっていました。右の写真をご覧ください。この滝の上で、東の御岳山と西の大岳山とを結ぶ道に出ました。ここでどちらに行くか、もう一度覚悟を決める分岐点です。大岳山を目指す私は左に進みます。きょうのコースでは、ここから大岳山頂までが最も登りらしい登り区間です。

段落見出し芥場峠を経て大岳山へ

汗をかきかき芥場峠(あくたばとうげ、あくばとうげ)に着くと、西側から吹き上げる谷風がとても涼しく感じられました。行動食の豆大福をほおばりながら、しばらく天然のエアコンに浴します。

右に鍋割山への道を分け、なだらかな道を気持ちよく歩いて行くと、左手に大岳山が見えてきました。残念なことに、樹木の切れ目が無く、なかなか撮影できません。この日、最後まで大岳山自体の写真を撮れませんでした。

休業中の大岳山荘には侘びしさが漂っていました。展望台テラスは崩落の危険があるということで入れなくなっていましたが、雲が多くて遠望も利かないので、あっさり引き返します。これより木の鳥居をくぐり、可愛い狛犬のいる大岳神社に登ります。社から山頂まで急登の道ですが、距離はわずかです。

段落見出し大岳山から鋸山へ

11時56分、大岳山頂に到着。雲で展望が利かないので大した感動はありません。人も僅かでひっそりしていましたが、赤トンボと蝶たちはたくさん飛び回っていました。きょう初めて腰を下ろし、昼食をいただきます。初々しい緑のイガに包まれたヤマグリがびっしりと実っています。食事が終わったら、他に見るべきものもなさそうなので、立ち上がって鋸山に向かいました。

大岳山頂直下の岩場を抜けると、低い笹の茂った、なだらかな道になりました。逆方向から登ってくる人々と何度もすれ違います。奥多摩駅から鋸尾根を登って来ると、午後1時から2時頃にかけて大岳山頂に着く人が多くなるのでしょう。

鋸山の頂上には誰もいませんでした。今朝、歩き始める前に準備運動をしなかったせいか、腰が若干疲れたようです。ここでラジオ体操第一! これで脊椎がスッキリし、足も軽くなりました。

段落見出しさらに鋸尾根を下る

鋸山から鋸尾根をたどって奥多摩駅へ下る道は、歩き易くありませんでした。「山と高原地図」には下り1時間40分と書かれていますが、実質2時間ほどかかりました。比較的に下りの得意な私は、途中で三つのグループを追い抜きましたが、御岳山から歩いて来た人々には疲れの出る頃なのかも知れません。この区間は角ばった岩の露出も多く、登山道の状態によってはあまりスピードを出せない日もあるでしょう。

鎖コースと鉄ハシゴコースとの分岐点に至り、初めて樹木が切れ、展望が得られました。といっても、ここはすでに標高がかなり低いので、六ツ石山と本仁田山が大きくせり上がって、他の山々を隠しています。気分のよい場所なので、腰を下ろしてお茶を飲みながら、電車との時間調整をしました。この分岐では鉄ハシゴの方がお勧めなのか、右矢印に奥多摩駅と書かれています。二つの道はすぐ下で合わさるので、所要時間に変わりはなさそうです。

さて、右に下ったのですが、さっそくぬかるみがあって、それまできれいに歩いてきた靴が泥まみれになりました。鎖コースを下ればどうだったでしょうか。その先ではヘビにも出会い、ヒヤッとしましたが無毒の蛇でした。

天狗の石像二体の立つ岩を過ぎ、暗い樹林帯に入ると、おお、ぽっかりとレンゲショウマが咲いているではありませんか。株数はごくわずかですが、御岳平の群生地と同じくらいの感動です。このあたりの道は歩きやすく、ミンミンゼミやツクツクボウシの声を聞きながら、順調に下って行きました。

段落見出し愛宕神社の長い石段

愛宕神社の裏の広場にある平和の鐘の下で、もう一度時間調整をしました。五重塔に韓国語を話す三人組が来ていて、「どこから来たのですか?」と尋ねられました。「御岳神社からです」と答えましたが、分からないようです。「どのくらい時間がかかりましたか?」には、「7時間くらいです」と言ったらとても驚かれました。「ここから一番近い駅はどこですか?」には、「あそこの奥多摩駅です」としか言えませんでした。

愛宕神社の参道には、長い石段があります。傾斜がきつい上にステップが狭いので、特に下りでは手すりを持たねば、ちょっと怖い石段です。下から振り返って見上げると、先ほどの韓国の方々がずいぶんと難儀をしているようでした。

段落見出し奥多摩駅へ

16時5分、奥多摩駅に到着。ここにはまだ暑い真夏の日差しが残っていました。すでに到着していた16時13分発の青梅行きに乗り、ボタンを押してドアを閉じます。これから2時間あまり、冷房の効いた電車の旅です。車窓から奥多摩の景色が見えなくなると、いつの間にか眠り込んでしまいました。

木の葉ライン

↓ 紙芝居

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