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天狗岩・赤ぼっこ

赤ぼっこから望む奥多摩の山々と多摩川

赤ぼっこより、奥多摩の山々と多摩川を望む

天狗岩自然歩道と長淵山ハイキングコースとは、青梅市の南部にあって、登山路や道標などがよく整備されています。標高は500m未満で、起伏も緩やかなので、幼児から高齢者まで、幅広い年齢層のハイカーに歩かれています。二つのコースを繋ぎ、駅から駅へと歩いて登れます。

展望が開けるのは、天狗岩と赤ぼっこ。奥多摩の山々と扇状地、多摩川の河岸段丘、アーチ形の橋、鉄道駅、青梅市街地など、学習教材にもなりそうな景観を、一まとめに見渡すことができます。

地図 地理院地図: 天狗岩

天気 天狗岩・赤ぼっこの天気: 青梅市


コース & タイム 鉄道駅 日向和田駅 8:02 --- 8:18 梅の公園 9:03 --- 9:16 梅ヶ谷峠入口交差点 9:18 --- 9:49 梅ヶ谷峠への分(四等三角点)9:54 --- 10:02 要害山 10:10 --- 10:32 天狗岩 11:00 --- 11:09 赤ぼっこ 11:24 --- 11:38 馬引沢峠 11:40 --- 11:55 旧二ツ塚峠 12:03 --- 12:55 天祖神社 13:03 --- 13:29 釜の淵公園 14:07 --- 14:20 青梅駅 鉄道駅
※歩行時間には小休止と写真撮影の時間が含まれています。
要害山、赤ぼっこ ようがいさん:標高 412m、あかぼっこ:標高 409.5m 単独 2012.3.20 全 6 時間18分 満足度:❀❀❀ ホネオレ度:

3 月20日、春分の日。梅ヶ谷峠入口から天狗岩、赤ぼっこ、馬引沢峠を経て、青梅駅に至るハイキングコースを歩いてきました。このルートは、以前から歩いてみたいと思っていたのですが、遠路はるばる出かけるには、どうも短すぎる気がします。そこで梅の花咲く 3 月、日本一の梅林として知られる、吉野梅郷(よしのばいごう)と組み合わせて歩くことにしました。充実した早春ハイキングになりそうです。

段落見出し 梅の公園から梅ヶ谷峠入口へ

午前 8時、JR日向和田駅に到着。駅から神代橋を経て、梅の公園正面口にやってきました。午前 9 時から午後 5 時までの開園時間以外は、無料で入場できます。ところがホームページやパンフレットで見たような、山一面に咲く花の光景が見られません。紅梅の花が多少は目に入りますが、ほとんどの梅は未開花です。人の影もまばらで、長いレンズを装着した大型一眼カメラを抱えた人が目立つ程度です。残念、大ハズレでした。

2 月18日から 3 月31日まで梅まつりと言うことになっていますが、果たして大丈夫でしょうか?梅の開花がこんなに遅れているのは、地元の人々にとっても初めての経験のようです。まあ、私は梅花見物が主目的ではないので、いくつかの花を撮影してから、気を取り直して山に向かいます。

梅の公園の東口から出て、吉野街道に出ます。南東方向に歩くと、ほどなく町谷橋(まちやばし)。その100mほど先の、梅ヶ谷峠入口交差点で右折します。さらに100mほど歩いたところで、左手に「天狗岩自然歩道入口」と書かれた道標が立っていました。ここまで間違えずに来れて、一安心。天狗岩まで 2.8Km、馬引沢峠まで 3.7Km と書かれています。馬引沢峠までは、ほぼ一本道で行けるはずです。

登山道に入ったら汗ばんできたので、上着を脱いで腰周りに袖を結びます。犬舎の下を通過するところでは、柴犬たちにワンワン吠えられました。しばらく暗い谷を登りますが、V字状に左に折れると、すぐに尾根に出ます。これより明るい杉林を歩いて行きます。「青梅! 水と緑と梅の道」と書かれた道標が頻繁に現れ、天狗岩や馬引沢峠への距離が示されています。大きなアップダウンがないので、水平距離がどんどん稼げます。

段落見出し 天狗岩と赤ぼっこ

梅の公園から 2.3Km の地点がT字路になっていて、右は梅ヶ谷峠(行止り)となっていました。天狗岩へはここで左折するのですが、折れずに真っ直ぐ行くと明るい広場がありそうに見えます。行って見ると果たして見晴らしの良い場所があり、四等三角点がありました。一等〜三等三角点のような石柱はなく、円い金属のメダル状のものが地面と同じ高さに埋められ、その周囲に四個の石が置かれています。登山路を外れているのでベンチなどはありませんが、明るい開放感のある、休憩するにはよさそうな場所です。

天狗岩自然歩道に戻ります。梅ヶ谷峠への分岐から 8 分ほどで要害山に到着しました。展望はほとんどありません。枝越しに辛うじて大岳山が見える程度です。長居をするような場所でもないので先に進み、60段の急な階段を下ります。やがて明るいヒノキ林を歩くようになったと思うと、天狗岩への分岐に至りました。北へ 0.2Km と書かれています。このあたりから、ぽつぽつとハイカーと出会うようになりました。

天狗岩へは少し下ることになります。そのせいか、天狗岩の標高は、どこにも書かれていません。眺望は期待を裏切らず、左から馬頭刈山、大岳山、御岳山、日の出山、少し奥手に川苔山、その右に高水三山。多摩川とそれに架かる赤いアーチの橋が三つ。右側の山腹にわずか見えるプラットフォームは、石神前駅でしょうか。足下を見下ろすと急峻な崖になっています。天狗岩は狭い場所ですが、私一人しかいなかったので誰にも遠慮することなく、30 分近くも景色を見ていました。穏かでよく晴れた、気持ちのいい日です。

天狗岩から次の目的地である赤ぼっこへは 10分足らずでした。こちらの展望も天狗岩に劣りません。頂上には三等三角点。北側の斜面が広く伐採され、青梅市街地と、西武ドームのある平野部まで広々と見渡せます。山頂も広いので、グループが記念撮影をしています。私は居合わせた人と、お互いの記念写真を撮りました。

段落見出し 旧二ツ塚峠へ

赤ぼっこからの眺望を十分に堪能したので、気分の上では下山モードになりました。この先も急坂はほとんどなく、最後までずっとなだらかな道が続きます。馬引沢峠が近づくと、登山路の右側に黒い遮光ネットのようなものを張られたフェンスが延々と続いていました。ゴミの処分場があるのですが、見せたくないのでしょうか? ネットの隙間から覗いてみると、見られて困るような醜い施設のようには思えません。

フェンスの続く道の脇に、馬頭観音があります。その 2 分ほど先が馬引沢峠でした。読みは、「うまひきさわとうげ」でしょうか。地元のいくつかの小学校が取り組んでいる、ポット苗を作って森に植える活動のパネルが5枚ほどフェンスに展示してあります。この処分場が広域施設であるからでしょう。再利用できるゴミは生まれ変わって新しい生命を得て、再利用できないゴミは、ここが墓地となります。このように大きな施設を見ると、ゴミ問題の大きさを決して忘れてはならないという気持ちにさせられます。

馬引沢峠から 15分ほどで、旧二ツ塚峠に到着。二つ塚物語の書かれた板の一部が残っています。読んでみてもあまり要領を得ませんが、何だか悲しそうで、気になる地名です。伝説のある地名なら、ここに「二ツ塚峠」という地名をまともに残し、新しい二ツ塚峠を「新二ツ塚峠」と呼んだらどうでしょうか?

段落見出し 霊園へ

さて、これより多摩川を目指して下ります。道は長淵山ハイキングコースと表示され、道標も茶の地に黒文字になりました。そのすぐ下で道が二手に分かれます。左は釜の淵公園、右は天祖神社と書かれています。私は釜の淵公園に行くつもりですが、長淵山ハイキングコースを歩くほうが気分が良いのではないかと思い、右の天祖神社に向かう道を取りました。「山と高原地図」に赤い実線で示された道です。

まもなくして、後からガサッ、ガサッと大きな物音が聞こえ、驚いて振り返るとマウンテンバイクが走って来ました。「すみません」と言いながら、2台続けて下って行きます。う〜ん、左の道に行けばよかったかな、と心の中でつぶやきました。

広大な霊園が見えてきました。春分の日とあって、お墓参りの人が多く見られます。きれいな花束を手に、他界した人を偲ぶ春の始まりの日。先ほどの処分場も、霊園のようにきれいに造れないかな、などと考えます。発電所兼温水プール兼花の名所。黒字にはならないかな? ハイキングコースを下りて来た私は、霊園の車道に一旦降り立ち、再び山道に入ります。

段落見出し 釜の淵公園へ

12 時 55分、天祖神社に到着。もっと侘しい社かと思ったら、きれいに整った神社でした。石碑に刻まれた由緒を読むと、相当に長い歴史のある神社のようです。手水舎の水は、ほどよい冷たさ。手を洗わせていただきます。鳥居の両脇に厳めしい顔をして控える狛犬。頭を低く下げて、動き出しそうにも見えます。鳥居の向かいの石段を上ると忠魂碑があり、大きな石の球がやや高い台座に乗っています。

鳥居から長い石段を下の車道まで降りると、カタクリの群生地まで100m と記されていました。英語で、 "dogtooth violet" というのですね。カタクリの花を見て「犬の歯」を思いつくなんて・・・と思いながら行って見ました。でも、ピンクの花は全く見当たりません。今年は冬が長引いて、春が遅れているようです。それでも道路の近くに、白いアズマイチゲの花と、カタクリのつぼみを見ることができました。

釜の淵公園では、旧宮崎家住宅を見学しました。成木(なりき)から移築した古い農家のものだそうです。柱も壁も黒光りのする部屋で、囲炉裏の火を守っていたご婦人が、上がって見て行くよう勧めてくださいました。私は少しためらいながら、臭うかもしれない靴を脱いで上がりました。この方が興味深い家の造りと展示物とを、やさしく説明してくださいました。

古民家を出て、その隣の青梅市郷土博物館にも入ってみます。玄関ホールのような場所に、ニホンカモシカの剥製があります。私もこの一月に、青梅丘陵でカモシカの親子と遭遇しました。東京都にはかなりの個体が生息しているようです。奥の展示室では、青梅の獅子舞が特集され、さまざまな顔の獅子や太鼓が勢ぞろいしていました。

段落見出し 青梅駅へ

多摩川の堰堤の桜並木は、花の準備ができていて、あとは季節の号令を待つばかりになっています。白い鮎美橋(あゆみばし)を渡りきり、北に進むと、まもなくきょうのゴール、JR青梅駅です。

木の葉ライン

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